食の革命の起こし方
speaker▶︎岡本よりたかさん
movie title▶︎EDIBLE CITY 都市を耕す
2月11日に開催予定だった講演は即座にsold outでしょんぼりしながらダメ元でキャンセル出ていないか問い合わせしてみた。キャンセルは運営側で管理しないから購入済みのチケットを個別にやりとりして〜とのこと。しょんぼり。
最近講演に行き始めて参加者多いと席増やしたりしているのを知ってたので増枠しないかなーーとこれもダメ元で聞いてみた。来週の18日やりますよってメッセージ来ました。神!!!!即申し込んだがその選択は間違ってなかった。
仕事終わりに駆け込んだけど5分オーバーで申し訳ないなぁと思いながら映画上映途中から参加。
アメリカのサンフランシスコがあるベイエリアが舞台で、所得によって住むエリアがくっきりわかれていて、低所得層エリアは玄関から出入りするのも危険な感じ。最近よく登場するキーワードの「グローバリゼーション」が顕著に影響を見せている場所で、貧困が食に直結していた。酒屋はあるのにスーパーまで歩いて30分と近場に食品を得られるところがなく、陳列されている商品は加工食品だけ。しかも割高。ひどい。
それならゲリラガーデニングじゃー!食べれるもん育ててやれー!と始めてみる。畑の草むしり手伝ってくれたらスムージーあげるよ!なんてやってくうちに参加者が増える増える。もともと住民の住んでいる層も貧困層が多く仕事も少ないエリアだったこともあり、働き口を求めて若者が集まってきた!土地の所有権がないエリアでもゲリラガーデニングしてたもんだからおまわりさんまでやってきたけどこのパワーとムーブメントは止まるところを知らず、むしろ働き口が出来て、マーケットが出来て、治安も良くなって、街も住民もhappyになったとさ!めでたしめでたし!
1時間くらいの映画でしたがとても素敵な気分になれるのでおすすめです。
街を巻き込んでムーブメントをつくるコツを岡本さんのトークで紹介されていたので簡単に書き留めておきます。
◆ゲリラガーデニング
→不法占拠にあたります。種を蒔いて生えてきた植物は土地の所有者にあります。ただし、種を蒔いた人には植物に対する専有権があります。要はどっちも権利があるので仲良くなって分ければいいやんってこと。
◆市に申請して得る
土地や畑は誰かに借りたり市の遊休地を借りればよい。ただし、個人で申請するよりも団体で申請する方が通りやすいのでまず団体を作りなさい。
ポイントは「子どもたちに花を見せたい」「地域のコミュニケーションの場にしたい」という目的とすること。間違っても畑をしたいから貸してくれーなんて一人でいかないこと。
補助金申請して講演会開催もおすすめ!
◆お家まるしぇ
素敵な農家さんが見つかったらそこから買いたいと思うもの。ただ遠方の農家さんだと郵送してもらわなければならず、個人単位だと量がまとまらないため農家さんの負担が大きく個配送が難しい。うーん困った。そんなときは自分が欲しい量の10倍の野菜を農家さんから購入し、自分の欲しい分だけ取り、あとは自分ちの前で販売するだけ。野菜取扱士の資格や八百屋公認免許も要らないそうな。そもそもそんなもんない。
◆勉強会を開催するときは
気の合う二、三人でOK!気の合わないなぁと思う人はいれない。何故なら疲れるから。
最後に一番大事なこと。
それは自分が特別な人間だと思うこと。壮大なことを考えるけど自分には問題が大き過ぎるなぁとか、あの人なら出来るとかは考えなくてOK!ミッションを成し遂げるためにと思うだけで意識が変わるので是非参考にと。
世界の反対側のこと、自分の生活の外のことに意識が向くってこと実はすごいことなんやね。